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複数の放課後等デイサービスを掛け持ちするメリット・デメリットと注意点

放課後等デイサービスを複数の事業所で掛け持ち利用するメリット・デメリット・注意点を解説。費用の仕組みや事業所間の連携についてもわかりやすく説明します。

最終更新:2026年04月12

複数の放課後等デイサービスを掛け持ちするメリット・デメリットと注意点

放課後等デイサービスは複数の事業所を掛け持ちで利用することができます。異なる専門性を持つ事業所を組み合わせることでお子さまの支援を充実させられる一方、情報共有や費用管理で注意が必要です。

掛け持ち利用が増えている理由

一つの事業所では定員の都合で週1〜2回しか通えないケース、または専門性の違う事業所を組み合わせたいという保護者さまのニーズから、掛け持ち利用は年々増加しています。

掛け持ち利用のメリット

  • 週の利用日数を増やせる:1事業所では週2回の定員でも、2事業所合わせて週4回利用できる
  • 専門性の違いを活かせる:A事業所では運動・感覚統合、B事業所では学習支援と役割分担ができる
  • 複数の人間関係を築ける:異なる環境でのコミュニケーションが社会性の育成につながる
  • リスク分散:一方の事業所が休業・閉所した際のバックアップになる

掛け持ち利用のデメリット・注意点

  • 費用管理が複雑になる:上限額管理票の管理事業所を決め、月の費用を正確に管理する必要がある
  • 情報共有が難しい:事業所間での情報共有は保護者が仲介しなければならない場面が多い
  • 子どもの負担:毎日異なる場所に通うことで疲弊する子もいる
  • 支援の方向性のズレ:事業所間で支援方針が異なるとお子さまが混乱することがある

上手な掛け持ちのコツ

1. 各事業所の役割を明確にする

「A事業所は学習支援メイン」「B事業所はSST・社会性メイン」のように役割分担することで支援の重複を防ぎ、それぞれの専門性を活かせます。

2. 相談支援専門員を通じて連携を図る

複数事業所を利用している場合こそ、相談支援専門員のコーディネート機能が重要です。定期的なモニタリングで各事業所の情報を共有してもらいましょう。

3. 子どもの疲れサインを見逃さない

毎日違う場所に通うことが子どもにとっての負担になっていないか確認しましょう。「放デイに行きたくない」「体調不良が続く」などのサインには要注意です。

iHomeと掛け持ち利用について

iHomeでも他事業所との掛け持ち利用をしているお子さまが複数います。「別の事業所にも通いながらiHomeを使いたい」というご要望も歓迎しています。詳しくはご見学・ご相談の際にお気軽にお申し付けください。

掛け持ち利用における費用の仕組み

複数の放デイを利用しても、月額上限額(一般世帯4,600円)を超えて費用が発生することはありません。複数事業所の利用費の合計が上限額を超えた場合、超過分は公費で賄われます。

ただし、管理事業所の指定・上限額管理票の管理が必要になります。詳しくは利用上限額管理票の仕組みの記事もご覧ください。

掛け持ち利用に適した事業所の組み合わせ例

組み合わせパターン

メリット

学習支援メイン事業所+運動・感覚統合メイン事業所

学習面と身体面の両方をカバーできる

SST・グループ活動メイン事業所+個別支援メイン事業所

集団スキルと個別課題を同時に伸ばせる

放課後対応事業所+長期休暇の預かり特化事業所

夏休み等の日数を柔軟に確保できる

自宅近くの事業所+iHomeのような専門支援事業所

日常的な利用と専門支援を使い分けられる

掛け持ち利用の「支援の統一性」を保つために

異なる事業所がバラバラな支援をすると、お子さまが混乱することがあります。以下の工夫で支援の方向性を統一できます。

  • 各事業所の個別支援計画の目標を保護者さまが把握し、方向性を確認する
  • 「A事業所ではこの方法で対応している」という情報を定期的に各事業所に共有する
  • 相談支援専門員を通じて、各事業所が同じ方向を向いているかモニタリングしてもらう
  • 事業所間の情報共有に保護者さまが積極的に関わる

まとめ

放課後等デイサービスの掛け持ち利用は、うまく活用すれば支援の幅を広げる有効な手段です。費用の仕組みを理解した上で、各事業所の役割を明確にし、お子さまの負担にならない範囲で計画的に利用しましょう。iHomeは他事業所との掛け持ち利用を歓迎しており、調整面でのサポートもお手伝いします。

掛け持ちを始める前に確認すべき3つのこと

「掛け持ちを検討しているが、何から始めればいいかわからない」という保護者さまへ、最初のステップをご紹介します。

  1. 受給者証の支給量(日数)を確認する:現在の受給者証に記載された月の支給量が何日あるかを確認しましょう。例えば月20日の支給量があれば、2事業所合わせて月最大20日まで利用可能です。支給量が足りない場合は、更新時に増量を申請することができます。
  2. 現在の事業所に「掛け持ちしたい」と伝える:掛け持ち利用について現在の事業所に伝えることは必須ではありませんが、情報共有の観点から正直に伝えることをおすすめします。費用の上限額管理についても、管理事業所をどちらにするか確認が必要です。
  3. 各事業所の利用可能曜日・時間を調整する:2か所を利用する場合、曜日が被らないよう調整しましょう。「月・水はA事業所、火・木はiHome」のように明確に分けると管理がしやすいです。

実際に掛け持ちをしているお子さまの1週間の例

曜日

事業所

主な活動

月曜

A事業所(感覚統合・運動系)

感覚刺激プログラム・トランポリン・体幹トレーニング

火曜

iHome

SST・学習支援・生活スキル練習

水曜

A事業所

運動・自由活動・集団ゲーム

木曜

iHome

宿題サポート・個別プログラム

金曜

A事業所またはiHome

週替わりで担当

掛け持ちを始めてから情報共有するための連絡帳の書き方

複数の事業所に通う場合、各事業所に「もう一方の事業所での様子」を伝えることが支援の一貫性を保ちます。連絡帳に以下のような情報を書くと事業所スタッフに伝わりやすいです。

  • 「今日A事業所で運動をたくさんしたので疲れていると思います」
  • 「昨日iHomeで友達とトラブルがあり、少し落ち込んでいます」
  • 「A事業所ではこの対応方法が効果的でした:〇〇〇〇」

こうした日々の情報共有が、各事業所のスタッフが「今日のお子さまの状態」を把握した上で支援できる土台になります。iHomeでも掛け持ち先のスタッフへの情報提供に積極的に協力していく予定です。

掛け持ち利用を「卒業」するタイミング

掛け持ち利用は永続するものではなく、お子さまの成長に合わせて見直すことも大切です。以下のタイミングで見直しを検討してみてください。

  • 目標が達成された時:「感覚統合プログラムを受けてバランス感覚が改善した」など、掛け持ちの目的が達成されたら役割分担を見直す
  • お子さまの疲弊サインが出た時:「最近どちらも行きたくない」「体調を崩しやすい」と感じたら、1か所に絞ることも選択肢
  • 進学・環境変化のタイミング:小学校から中学校への進学など、新しい環境に慣れる時期は利用する事業所を一時的に減らして安定させる方が良い場合もあります

iHomeでは掛け持ち利用の開始だけでなく、見直しや変更についてもご相談いただけます。お子さまの状況を一緒に考えながら、最適な支援体制を作っていきましょう。

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監修

iHome 児童発達支援管理責任者(支援経験9年)

放課後等デイサービスの現場で9年間、お子さまの支援に携わってきました。この記事は、現場での実体験と最新の制度情報に基づいて内容を監修しています。

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