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放課後等デイサービスと学校の連携の取り方|情報共有で支援を最大化

放課後等デイサービスと学校が連携することで支援の一貫性が生まれます。情報共有の具体的な方法・保護者が仲介役として果たす役割・連携がうまくいかない時の対処法を解説。

最終更新:2026年04月12

放課後等デイサービスと学校の連携の取り方|情報共有で支援を最大化

お子さまの放デイでの成長が学校での生活に活かされ、学校での経験が放デイのプログラムに反映される。この「学校と放デイの連携」こそが、最も効果的な支援を生み出します。しかし連携はひとりでに起きるわけではなく、意識的な取り組みが必要です。

なぜ連携が必要か

お子さまは1日のうち、学校と放デイというまったく異なる環境で過ごします。それぞれが「独立したタコツボ」になっているとこんな問題が起きます。

  • 放デイで身についたスキルが学校で発揮されていない
  • 学校での問題を放デイが知らず、アプローチがちぐはぐになる
  • 「放デイではできるのに学校では…」という段差が生まれる
  • 保護者が両方と対応しなければならない負担が増える

連携の具体的な方法

1. 個別の教育支援計画と個別支援計画の共有

学校が作成する「個別の教育支援計画」と、放デイが作成する「個別支援計画」の目標をすり合わせることで、同じ方向を向いた支援が可能になります。保護者さまが両方の計画書を持ち寄り、担任や放デイの管理者と情報交換する機会を作ることをおすすめします。

2. 連絡帳・報告書の共有

放デイからの日々の連絡帳を学校の先生に見せる、逆に学校からの連絡帳を放デイに共有するだけでも情報連携になります。「今日学校で嫌なことがあった」という情報があれば放デイのスタッフも配慮できます。

3. 担任との定期的な面談

三者面談(保護者・担任・放デイスタッフ)を年に1〜2回設けることが理想です。「難しそう」と思うかもしれませんが、「学校で困っていること」を一度きちんと共有するだけでも支援の質が変わります。

連携がうまくいかない時は

「担任の先生が忙しくて話せない」「放デイと学校の方向性が合わない」というケースも現実にはあります。その場合は:

  1. 相談支援専門員に仲介を依頼する
  2. 学校のコーディネーター(特別支援教育コーディネーター)に相談する
  3. 静岡市の教育支援相談センターなど第三者機関を活用する

iHomeでは、必要に応じて保護者さまと一緒に学校との連携を図るサポートも行っていく予定です。「どこに相談すればいいかわからない」という時はまずiHomeへご連絡ください。

静岡市内での学校連携の実践例

iHomeでは、開所後は以下のような形で学校との連携を実践していく方針です。

  • 学期ごとの情報交換:担任の先生に「今学期のiHomeでの成長・課題」をまとめた報告書を保護者さま経由で共有
  • 運動会・学校行事前の準備支援:行事で使うスキル(整列・待つ・応援する等)を事前に放デイで練習する
  • 長期休暇前後の情報共有:夏休み中の生活リズム・取り組みを、2学期開始時に担任へ伝える
  • 特別支援教育コーディネーターとの連携:合理的配慮の申請・個別の教育支援計画作成に協力する

「個別の教育支援計画」と「個別支援計画」の関係

混同されやすいこの2つの計画書の違いを整理します。

比較項目

個別の教育支援計画(学校)

個別支援計画(放デイ)

作成者

学校(特別支援教育コーディネーター等)

放デイ(児童発達支援管理責任者)

内容

学校教育での支援目標・方法

放デイでの支援目標・方法

保護者の関与

作成への参加・同意が求められる

作成への参加・同意が求められる

連携の理想形

2つの計画書の目標をすり合わせて一貫した支援を実現する

保護者さまが連携の「司令塔」になる

学校と放デイが直接連絡を取り合うことは個人情報の観点から難しいケースが多いです。そのため、保護者さまが情報の中継役になることが現実的です。

「学校からの情報を放デイに伝え、放デイからの情報を学校に伝える」このサイクルを意識するだけで、お子さまの支援の質は大きく変わります。iHomeでは保護者さまが学校に伝えやすいよう、月の支援サマリーを定期的にお渡しするよう心がけています。

まとめ

学校と放デイの連携は「自然にできる」ものではなく、意識的な働きかけが必要です。保護者さまが仲介役を担い、相談支援専門員や特別支援教育コーディネーターといった専門家を巻き込むことで、お子さまを取り巻くすべての環境が同じ方向を向いた支援が可能になります。iHomeでは連携支援に積極的に取り組んでいます。

学校との連携を保護者が始めるための第一歩

「連携が大切なのはわかったが、どこから手をつけていいかわからない」という保護者さまへ、実践できる最初のステップをご紹介します。

  1. 放デイの連絡帳に「学校での様子」を書いてみる:「今日学校で嫌なことがあって帰宅後に荒れました」「最近学校で友達ができてきたようです」など、学校での情報をひと言放デイに伝えるだけで、事業所側がその日の対応を調整できます。
  2. 担任への連絡帳に「放デイでの様子」を書く:「放デイで順番を守る練習をしています」「最近癇癪が少し減ってきました」など、放デイでの変化を学校にも伝えましょう。
  3. 三者面談を提案してみる:「担任の先生と放デイのスタッフが一緒に話す機会を作ってほしい」と、どちらかに相談してみましょう。年1回でも直接話し合う機会を作ることで、支援の方向性が格段に揃います。

連携がうまくいっているサイン

学校と放デイの連携が機能しているかどうかを確認するサインをご紹介します。

  • 放デイで練習したスキルが学校でも使えるようになっている(例:放デイで練習した「断り方」を学校の友達に対して使えた)
  • 学校の先生が「最近変わったことがありますか?」と聞いてくれる(連携への意識がある証拠)
  • 保護者が「学校でも放デイでも同じアドバイスをもらった」と感じる(方向性が統一されている)
  • お子さまが「学校でも放デイでも同じように関わってもらえる」と感じている

特別支援教育コーディネーターとの連携方法

各学校には「特別支援教育コーディネーター」が配置されています。担任よりも特別支援教育の専門性が高く、放デイとの連携窓口として活用できます。

  • 学期はじめ・学期末に「コーディネーターと話したい」と学校に申し出る
  • 「放デイでこんな支援をしているが、学校でも同様の配慮をしてもらえないか」という具体的な依頼をする
  • コーディネーターを通じて「個別の教育支援計画」の共有を求める

iHomeでは、保護者さまが学校のコーディネーターと話す前に「放デイからの情報提供書」を作成することがあります。これを担任・コーディネーターに渡すことで、放デイでの様子が学校側に伝わりやすくなります。ご希望の保護者さまはご相談ください。

合理的配慮と放デイの役割

学校での「合理的配慮」を申請する際に、放デイが持っている支援情報が役立ちます。「この子は指示を視覚的に示すと理解しやすい」「騒がしい環境では集中が難しい」といった情報は、放デイが日々の関わりの中で把握しています。

  • 合理的配慮の例:座席の位置を前列にする・テスト時間を延長する・板書を写す代わりにプリントを配布する・クールダウン場所を設ける
  • 放デイができること:「どんな配慮が効果的か」を学校に伝えるための情報提供書を作成する

合理的配慮の申請は保護者さまが学校に申し出ることができます。iHomeでは、開所後は申請に役立つ情報をまとめてお伝えするサポートもしていく方針ですので、ご相談ください。

まとめ:連携のために保護者ができること一覧

  • 放デイの連絡帳に「学校での様子」を定期的に書く
  • 学校からの連絡帳に「放デイでの変化」を伝える
  • 年に1〜2回、担任と放デイスタッフの情報交換の場を設ける
  • 個別の教育支援計画と個別支援計画の目標のすり合わせを依頼する
  • 特別支援教育コーディネーターに合理的配慮の申請を相談する
iHome
監修

iHome 児童発達支援管理責任者(支援経験9年)

放課後等デイサービスの現場で9年間、お子さまの支援に携わってきました。この記事は、現場での実体験と最新の制度情報に基づいて内容を監修しています。

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