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就学前から放課後等デイへの移行|小学校入学前に準備しておくこと

児童発達支援から放課後等デイサービスへの移行を見据えた就学前準備について解説。受給者証の手続き・放デイの事前見学・学校との情報共有など、入学前にやっておくべきことをまとめます。

最終更新:2026年04月12

就学前から放課後等デイへの移行|小学校入学前に準備しておくこと

小学校入学は、お子さまにとっても保護者さまにとっても大きな環境変化です。特に発達障がいや特性のあるお子さまの場合、早めの準備と情報共有が入学後のスムーズな適応につながります。「就学前にやっておくべきこと」を9年間の現場経験からまとめます。

入学前の準備スケジュール目安

時期

主な準備事項

入学1年前(年長の4月頃)

就学相談の申し込み、通常学級か特別支援学級かの検討開始

入学10ヶ月前(夏頃)

就学相談の面談、放課後等デイサービスの見学開始

入学8ヶ月前(秋頃)

就学先の決定、受給者証の申請(または種別変更)

入学6ヶ月前(11月頃)

利用したい放デイの仮申込み・体験参加

入学3ヶ月前(1月〜2月)

入学校との情報共有・個別の教育支援計画の情報提供

入学直前(3月)

放デイとの正式契約・個別支援計画の作成

受給者証の手続き

児童発達支援の受給者証をすでに持っている場合、小学校入学と同時に「放課後等デイサービス」に変更(または新たに申請)する手続きが必要です。手続きに2〜4週間かかるため、入学の2〜3ヶ月前には窓口に相談しましょう。

受給者証の種別変更に必要な書類

  • 変更申請書
  • 新しいサービス等利用計画案
  • マイナンバー・身元確認書類

就学前に放デイを体験しておく重要性

入学と同時に新しい放デイに通い始めるのは、お子さまにとって変化が重なりすぎる場合があります。可能であれば年長の秋〜冬に体験参加し、入学前から「行き慣れた場所」として放デイを認識してもらうことが理想です。

小学校への引き継ぎ情報を整理する

これまでの療育記録・発達評価・支援の工夫点をまとめた「引き継ぎシート」を作成し、入学校の担任や特別支援コーディネーターに渡すと、早い段階から的確なサポートが受けやすくなります。iHomeでも、開所後は、移行時の引き継ぎシート作成をお手伝いしていく予定です。

入学後の最初の1ヶ月が「適応」のカギ

小学校入学後の最初の1ヶ月は、環境変化への適応において最も重要な時期です。この時期に「放デイという安心の場所」が確立されていると、学校での疲れをリセットできる場所があるため、適応がよりスムーズになります。

iHomeでは、開所後は入学直後の時期、特に以下のことを意識した支援を行っていく予定です。

  • 学校での出来事・困ったことを自由に話せる時間を設ける
  • 疲れが出やすい時期のため、活動量を調整する
  • 「放デイは楽しい場所」という印象を定着させるために、お子さまの好きな活動を優先する
  • 保護者さまへのこまめな情報共有(学校と放デイの両方での様子を連絡帳でお伝え)

就学前の「自立スキル」チェックリスト

小学校入学までに身につけておくと安心な基本スキルをまとめました。すべてができなくても心配しないでください。できていないことは放デイや学校で一緒に練習できます。

スキル

目安

トイレ

一人で行け、後始末ができる

食事

スプーン・フォーク・箸を使って一人で食べられる

着替え

一人で着替えができる(ファスナー・ボタンも含め)

荷物管理

ランドセルの中身を自分で出し入れできる

待つ

順番を待てる(短時間でもOK)

名前を言う

自分の名前を言える・書ける

静岡市の就学相談窓口

就学先(通常学級・特別支援学級・特別支援学校)に悩んでいる方は、以下に相談してください。

  • 静岡市教育委員会 就学相談(054-354-2100):就学先の相談・アセスメント
  • 各小学校の特別支援教育コーディネーター:就学後の支援体制について
  • 静岡市発達障害者支援センター「きらり」(054-285-1124):発達に関する専門相談

就学前の不安はとても自然なものです。iHomeでも就学前からのご相談を歓迎しており、地域の相談機関へのつなぎもお手伝いします。

まとめ

小学校入学は大きな変化ですが、事前の準備で安心感を高めることができます。受給者証の切り替え・放デイの見学・体験・学校への引き継ぎ情報の整理——これらを入学の半年以上前から進めることで、入学後のスムーズな適応につながります。iHomeでは就学前のご相談もお気軽にどうぞ。

就学前の半年で進めるタスク一覧

「いつ何をすればいいか」を時系列でまとめました。入学前年の9月から動き始めるのが理想です。

時期

やること

前年9〜10月

放デイの見学開始・就学相談の申込み(静岡市教育委員会054-354-2100)

前年11〜12月

就学相談のアセスメント・放デイの体験利用・就学先の絞り込み

前年1〜2月

就学先の決定・放デイとの契約手続き・受給者証の種別変更申請

前年3月

受給者証の受け取り・入学校との情報共有・放デイへの引き継ぎシート作成

4月(入学後)

放デイ利用開始・学校と放デイの連絡体制を確立

引き継ぎシートに書いておくべき情報

入学校の担任・特別支援コーディネーターに渡す「引き継ぎシート」に書いておきたい情報を紹介します。

  • お子さまの好きなこと・得意なこと:強みを先に伝えることで、担任にポジティブな印象を持ってもらえます。
  • 具体的な困りごとと効果的な対応方法:「切り替えが苦手。5分前に予告すると良い」など解決策をセットで伝えます。
  • 感覚過敏・アレルギー等の特記事項:学校生活で配慮が必要なことは具体的に書いておきます。
  • 発達検査の結果(あれば):WISCなどの検査結果を持参することで担任が特性を理解しやすくなります。
  • 緊急時の連絡先・かかりつけ医情報:万一の時の連絡先を明確にしておきます。

iHomeでは、開所後は入学前の引き継ぎシート作成のサポートを行っていく予定です。「どう書けばいいかわからない」という場合もお気軽にご相談ください。

入学式前後にやっておきたいこと

4月の入学式が近づいたら、以下の準備を確認しておきましょう。

  • 放デイの送迎時間・ルートを確認する:学校の下校時間と放デイの送迎時間が合っているか確認しておきます。iHomeでは、開所後は学校への迎え対応もしていく方針です(葵区・駿河区エリア)。
  • 放デイのスタッフに「今どんな状態か」を伝える:入学直前の不安・緊張・睡眠の乱れなど、本人の状態を共有することで、放デイ側が配慮した対応ができます。
  • 「放デイに行くのが楽しみ」という気持ちを育てる:入学前の体験利用を通じて「安心できる場所」として認識してもらうことが、入学後の疲れをリセットするための土台になります。

通常学級で「うまくいかない」と感じた時は

通常学級を選んだものの「思っていたより大変だ」「お子さまが苦しそう」と感じた場合、就学先の変更を検討することも選択肢の一つです。以下の機関に相談してください。

  • 担任・特別支援教育コーディネーター:まず学校内で相談し、支援の強化(加配・個別指導計画の見直し等)を求める
  • 静岡市教育委員会の就学相談(054-354-2100):就学先の変更・転籍について相談できます
  • iHome:放デイの側からも学校生活のサポートに関するアドバイスをしていく予定です

「就学先の変更=失敗」ではありません。お子さまが最も伸び伸びと学べる環境を選び直すことは前向きな選択です。静岡市では途中での学籍変更にも対応しており、ご家族の意向が最大限尊重されます。

iHome
監修

iHome 児童発達支援管理責任者(支援経験9年)

放課後等デイサービスの現場で9年間、お子さまの支援に携わってきました。この記事は、現場での実体験と最新の制度情報に基づいて内容を監修しています。

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