放課後等デイサービスの1日の流れ|iHomeの場合を紹介
放課後等デイサービスiHomeの1日の流れを、平日・学校休業日の2パターンで紹介。各時間帯の活動内容や、iHome独自のプログラムについて現場スタッフが解説します。
最終更新:2026年04月12日

放課後等デイサービスの1日は、お子さまの「安心」と「成長」を軸に組み立てられています。iHomeでは平日は学校終了後〜17:30、学校休業日は10:00〜16:00を基本に、個別活動・集団活動・自由時間をバランスよく配置していく予定です。
放課後等デイサービスの基本的な1日の流れ
放課後等デイサービスの1日のスケジュールは、事業所ごとに異なります。ここでは、静岡市葵区古庄にあるiHomeの実際のスケジュールを例に、平日と学校休業日の2パターンをご紹介します。
iHomeでは9年間の現場経験をもとに、「詰め込みすぎない」「お子さまが見通しを持てる」スケジュールを意識していく考えです。予定が急に変わると不安になるお子さまも多いため、1日の流れをホワイトボードに掲示し、次に何をするか視覚的にわかるようにしています。
平日(学校授業日)のタイムスケジュール
時間 | 活動内容 | ポイント |
|---|---|---|
14:00〜15:00 | お迎え・到着・健康チェック | 学校までお迎え。体調・気分を確認 |
15:00〜15:20 | おやつ・自由時間 | リラックスして切り替える時間 |
15:20〜15:50 | 個別活動(学習支援・課題) | 宿題サポートや個別プログラム |
15:50〜16:30 | 集団活動・プログラム | SST・創作活動・運動など |
16:30〜17:00 | 自由時間・振り返り | 今日の活動を振り返り、帰りの準備 |
17:00〜17:30 | 送迎・帰宅 | ご自宅までお送りします |
学校休業日(土曜・長期休暇)のタイムスケジュール
時間 | 活動内容 | ポイント |
|---|---|---|
09:30〜10:00 | お迎え・到着・朝の会 | 今日のスケジュールを確認 |
10:00〜11:00 | 午前の活動(プログラム) | 外出活動・運動・創作など |
11:00〜11:30 | 自由時間 | 好きな遊びでリフレッシュ |
11:30〜12:30 | 昼食 | お弁当持参。食事マナーも学びます |
12:30〜13:30 | 休憩・自由時間 | ゆったり過ごす時間 |
13:30〜14:30 | 午後の活動(個別・集団) | 午前とは異なるプログラム |
14:30〜15:00 | おやつ・振り返り・帰りの会 | 1日の成果を共有 |
15:00〜16:00 | 自由時間・送迎 | ご自宅までお送りします |
iHomeが大切にしていること的なプログラム
iHomeでは、「ちょうどいい支援」をコンセプトに、お子さま一人ひとりに合わせたプログラムを用意していく予定です。児発管歴9年の現場経験から、「効果が出やすい」と実感しているプログラムを厳選して取り入れています。
1. 個別学習タイム
宿題のサポートだけでなく、お子さまの学習段階に合わせた教材を使います。「わからないまま進める」のではなく、「わかるところまで戻って積み上げる」のがiHome流です。学習障がい(LD)のあるお子さまには、タブレットや視覚教材を活用することもあります。
2. ソーシャルスキルトレーニング(SST)
「順番を待つ」「自分の気持ちを言葉にする」「相手の気持ちを想像する」といった社会性を、ゲームやロールプレイを通じて練習します。教科書的なSSTではなく、日常の場面に即した内容にしているのがiHomeの工夫です。
3. 創作・表現活動
工作、絵画、音楽など、お子さまが「やってみたい」と思える創作活動を取り入れています。完成度よりも「取り組む過程」を大切にし、自己表現の幅を広げます。
4. 運動・体幹トレーニング
室内でできる運動プログラムを中心に、体幹を鍛える遊びや、協調運動の練習を行います。体の使い方が苦手なお子さまには、作業療法の考え方を取り入れた活動を行うこともあります。
「自由時間」を大切にする理由
iHomeのスケジュールを見て、「自由時間が多い」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。これは意図的な設計です。
9年間の現場経験で実感しているのは、自由時間こそ子どもの本当の姿が見える時間だということです。プログラム中は頑張って参加できるお子さまでも、自由時間にどう過ごすかで、その子が今どんな状態にあるかがわかります。友達と遊べているか、一人で落ち着いて過ごせているか、イライラを抱えていないか——スタッフはこの時間を観察の時間としても活用しています。
また、放課後に来るお子さまは、学校で長時間がんばった後です。プログラムを詰め込みすぎると疲れてしまい、「iHomeに行きたくない」となってしまいます。「通い続けられる」ことが療育の大前提です。
送迎について
iHomeでは、開所後静岡市葵区・駿河区を中心に学校やご自宅への送迎を行っていく予定です。送迎車内でもスタッフがお子さまの様子を見守り、その日の気分や体調を把握します。送迎は単なる移動手段ではなく、お子さまと1対1でコミュニケーションがとれる時間でもあります。
送迎の詳しい情報は送迎についての記事をご覧ください。
各プログラムの狙いと効果
iHomeの1日のスケジュールには、すべての活動に意図があります。「なぜその活動をするのか」を保護者さまにも共有したいので、各プログラムの狙いをご説明します。
「おやつ+自由時間」から始める理由
学校から来たお子さまは、長い授業時間と集団生活を乗り越えてきた状態です。すぐにプログラムに入るのではなく、「まず安心させる」時間を設けることで、その後の活動への参加率が格段に上がります。「おやつ」は子どもにとって嬉しいものであり、「今日もiHomeに来た」という安心感を生む儀式でもあります。
個別活動(学習支援)での配慮
宿題タイムに全員を机に座らせて「やりなさい」と言っても、集中できない子どもは苦しくなるだけです。iHomeでは、開所後は以下の工夫をしていく方針です。
- 視覚タイマーの使用:「20分後に終わり」を目に見える形で示す
- 量を調整:全部終わらせることより「今日はこのページだけ」と範囲を決める
- 選択肢を与える:「算数と国語、どっちから始める?」と自分で決めさせる
- タブレット活用:LD(学習障がい)傾向のあるお子さまには、デジタル教材も使用
集団活動の組み立て方
iHomeの集団活動は、参加を強制しません。「参加したい子が参加する」というスタンスで、まず横で見ているだけでもOKです。
9年間の経験から言えるのは、「最初は見ていた子が、気づいたら自然に混ざっている」という場面を何十回も目撃してきたということです。強制参加では絶対に起きないこの現象は、「安全な場所」という信頼があるからこそ生まれます。
長期休暇中ならではの工夫
夏休みや冬休みは、1日の利用時間が普段の3倍以上になります。プログラムを詰め込みすぎると、疲れてしまい「長期休暇明けに通えなくなる」という本末転倒な事態になります。
長期休暇中のiHomeの工夫
- 午後に自由時間をたっぷり確保:午前中にプログラムを集中させ、午後はゆったりと過ごす
- 外出プログラム(月に数回):近隣の公園や図書館に出かけ、社会参加の練習を兼ねた活動
- 調理体験:メニュー決め・準備・調理・片付けを通じて生活スキルとSSTを同時に学ぶ
- 夏休みの宿題サポート強化:自由研究や読書感想文など、一人では取り組みにくい課題をスタッフが伴走
長期休暇中の詳しい活動については、夏休みの放デイ活用法の記事もご覧ください。
1日の終わり「振り返り」の大切さ
帰りの会で行う「今日の振り返り」は、iHomeが特に大切にしている時間です。「今日何が楽しかった?」「難しかったことは何?」という問いかけを通じて、お子さまが自分の気持ちや行動を言語化する練習をします。
この振り返りの習慣は、「自分の感情に気づく力(自己認知)」の向上につながります。発達特性のあるお子さまの多くは、自分が「今どんな状態か」を把握することが苦手です。毎日の振り返りを積み重ねることで、徐々に自己理解が深まっていきます。
保護者との情報共有
1日の活動が終わったら、送迎時や連絡帳で保護者さまにその日の様子をお伝えします。「今日は集団活動に最後まで参加できました」「少し落ち着かない様子でしたが、クールダウンスペースで10分休んだら切り替えられました」——具体的なエピソードをお伝えすることで、保護者さまがお子さまの1日を想像できるようにしています。
よくある質問
Q. 宿題が終わらない日はどうなりますか?
宿題をすべて終わらせることより、「宿題に向き合う時間を持てた」ことを大切にしています。終わらなかった分は連絡帳でお伝えします。
Q. 活動に参加したくないと言った場合は?
参加を強制することはしません。気持ちを確認した上で、見学するだけでもOKです。参加したくない理由を探ることを大切にしています。
Q. 体調が悪くなった場合はどうなりますか?
速やかに保護者さまにご連絡します。安静にできる場所を確保し、保護者さまが迎えに来るまでスタッフが付き添います。
まとめ:見学で実際の流れを体感してください
放課後等デイサービスの1日の流れは、文字で読むだけではイメージしづらいものです。iHomeでは見学を随時受付中です。実際の雰囲気やスタッフの関わり方を、ぜひご自身の目で確かめてください。
見学は平日・土曜ともに受付中です。開所前でも施設の雰囲気をご覧いただけます。「うちの子に合うかな?」「どんな活動をしているの?」といった疑問にも、見学時に丁寧にお答えします。まずはお気軽にお問い合わせください。
iHome 児童発達支援管理責任者(支援経験9年)
放課後等デイサービスの現場で9年間、お子さまの支援に携わってきました。この記事は、現場での実体験と最新の制度情報に基づいて内容を監修しています。




